ドクターは、年代、ビジョン、事情に応じて転職を検討することがあります。医療コンサルタントにはわかりにくい内部事情に精通しているこの道30年のベテラン医師が、医師転職を網羅的に解説します。転職を検討中のドクター、効率的なアルバイトをお探しのドクターは必見!

医局人事は突然やってくる

2018/03/17

医局人事は突然やってきます。特に中堅若手ドクターはそうですよね。

事前の打ち合わせや準備は、あまりというかほぼ無いです。

何故ならば、人事権を持っているのは「誰?」となると、その答えは、「教授」であり、中堅若手は、「医局長」だからです。

人事権をもつドクターは、大学病院の医局に在籍しています。ジッツの関連病院ではありません。したがって、医局の意向や裁量にほぼ100%委ねられるわけです。

個々人の、想いや状況は、二の次、三の次となります。

だから、医局人事は突然やっくるわけです。

事務手続きも、2か月あれば余裕でできます。関連病院の状況や医局員個々の状況は、人事の優先順位としては、決してトップになることはありません。

中堅若手、特に若手にとっては、どの病院に行っても、学ぶところ、学ぶべきところは多々ありますので、私の経験値や客観的な立場で考えても、ほぼ問題ないと思います。

ただし、医局人事に「うっぷんが溜まっている」とか「明らかに不公平な人事が続く」とか「今まで我慢してきてきたのに」とか、我慢の限界を超えるときも、まれにはあります。

中堅ドクターの人事に関しては、ある程度、配慮が入ります。子供のこととか、キャリアアップにセンシティブであるとか、まあ、理由はいろいろですが、若手よりかは、突然の度合いは低いかと思います。

突然の人事であっても、報酬、やりがい、人間関係の、仕事継続の三種の神器が揃っていれば、問題はありませんが、うっぷんが溜まって我慢の限界であったり、人間関係に修復不能なひずみが入った場合、医局人事や医局そのものに見切りをつけたときは、転職エージェントで「計画的に、サクッ」と転職するのも一つの選択肢です。

まとめ

転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。

  • 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
  • ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
  • 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
  • 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
  • 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください

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