ドクターは、年代、ビジョン、事情に応じて転職を検討することがあります。医療コンサルタントにはわかりにくい内部事情に精通しているこの道30年のベテラン医師が、医師転職を網羅的に解説します。転職を検討中のドクター、効率的なアルバイトをお探しのドクターは必見!

医者のスタイルー包括的に全身をみるー

2018/03/16

全身を包括的にみる?それは何?のような感じです。

このスタイルに当てはまるのは、イメージとして、生活習慣病ですよね。

生活習慣病の中で、高血圧、糖尿病、高脂血症がまず思い浮かびます。

外来では特にドラスティックな変化は起こりません。

患者さん側もほとんど日常に変化は起こりませんよね。高脂血症があるから、なにがしらの症状が特にみられるわけもないです。

糖尿病があっても、病院に来た時のHbA1cの値は気になっても、普通に仕事はできるし、普通に暮らしていけるわけです。

こういった診療科のドクターには、外科医から見れば、患者さんとの関わりが実に旨いんだなとも感心します。

患者さんの状態にさしたる変化がないところに、プロのアドバイスを如何に聞いてもらうか?これは、大いに興味をそそられるわけです。

外科医は、ある意味簡単です。『あなたは、○○がんで、ステージ△で、○○がん診療ガイドラインの治療プロトコールは・・・となっていますので、これに基づいて計画したいのですが、いかがですか?』。コミュニケーションの内容は極めてシンプルかつ想定される結論は、単純です。『それでは、それでお願いします』。

高脂血症の場合は、総コレステロールが○○mg/dL、HDLが・・・、体重が・・kg、生活習慣があれこれ、これこれなど、患者さんの対応にもより、実に複雑面倒な雰囲気になっていくようで、私にはとても無理―のように思えてきます。

こういった領域の診療科のドクターは、得意専門分野を通じて、患者さんの全身管理、トータルライフマネジャーとしての役割ないし、モチベーションがなければ、難しいのでは?と勝手に思っています。

全身を包括的にみられるドクターは貴重です。病変を見るー病気を見るー患者さんを見る。このパターンから行くと、患者さんを診るドクターのカテゴリーに入ると思います。

糖尿病は、飢餓時代の名残りで、血糖上昇ホルモンオンパレードの時代から、飽食の時代となり、インスリンのみではとても対応できない現代の人間社会の当然の産物です。

糖尿病・内分泌内科は初期研修医に人気があるようです。薬剤も作用機序の異なるものが続々とデビューしています。

高脂血症は、私はコレステロール値は正常上限が、発がん抑止、うつ防止からも良かれと勝手に思っています。長生きする方のイメージは、中年、明るい、少し太めのおばちゃんです。野菜をしっかりとり、大腸がんや乳がんにならなければ、ほぼ確実に長生きするイメージを持っています。

そういったおばちゃんは、コレステロール値が正常上限のように思います。

循環器科や代謝関連診療科のドクターには確実に怒られそうです。

まとめ

転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。

  • 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
  • ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
  • 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
  • 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
  • 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください

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