女医さんにおすすめの診療科ー皮膚科ー5つのポイント
厚生労働省の調査(平成26年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況)から診療科ごとの女性医師割合を見ると、もっとも高いのが皮膚科(53.2%)、次いで産婦人科(41.0%)、眼科(40.7%)、麻酔科(38.5%)となっています。
診療科別に見た勤務医の男女割合
女性医師の割合が最も高いのは、皮膚科です。理由はいくつかあると思いますが、
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ワーク・ライフ・バランスが確保されている。
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ご自分の肌対策に、さらに女性の永遠のテーマにプロとして対峙できる。
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美容皮膚科、美容整形外科へのとらばーゆも可能。
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キャリアアップが早い。
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患者さんとシンクロナイズしやすい。
1の『ワーク・ライフ・バランスの確保』については、外科系診療科でありながらも、急患、緊急手術のシチュエーションがほぼありません。定期の勤務で、概ね対応可能となります。メラノーマや悪性皮膚腫瘍、その他多くの皮膚・皮下腫瘍に対してメスを握るのが皮膚科医師です。気力・体力が必要、家族を犠牲にする手術はまずありません。
外科系医師でありながらも、ワーク・ライフ・バランスが確保されている領域は、皮膚科がトップランナーです。
2の『ご自分の肌対策に、さらに女性の永遠のテーマにプロとして対峙できる』については、男の私には少し微妙ですが、かみさんを見ていると、“フムフム”と頷けます。シミひとつ、しわひとつ、女性は気になります。男性から見ても、そういう意識は微笑ましいですし、そういう女性を嫁さんにすると誇らしいとも思います。
老化による肌具合もプロとして、認識できるのが皮膚科医であり、紫外線の功罪もしっかり理解しているのが皮膚科医です。シミ、しわのメカニズムを根底から理解し、可及的対処法もしっかりわかっています。だから、患者さんにもしっかり伝わります。男性医師は、理解あれど意識は(あまり)なしかもしれません。
女性皮膚科医自らの経験値と実践に基づく患者さんへの状況提供は非常に功を奏します。
3の『美容皮膚科、美容整形外科へのとらばーゆも可能』については、自由診療も視野に入れてでの話題です。皮膚科医は創傷治癒のメカニズムを理解していますし、ケロイドや肥厚性瘢痕の機序もしっかりわかっています。美容整形・形成の土台が既にあるわけです。それがありますと、美容整形、美容皮膚科へのとらばーゆは、いとも簡単に可能となるわけです。
迷いがあるうちは、非常勤でも受け入れ側はVery welcomeだと思います。収入アップにも大きく寄与することでしょう。取り入れるかどうかのスイッチを押すのは女性皮膚科ドクター貴方自身です。
4の『キャリアアップが早い』については、日本皮膚科学会の認定皮膚科専門医が一つの到達目標になるでしょう。初期臨床研修期間を含めて、日本皮膚科学会に所属し、5年のキャリアがあれば取得できるようです。この資格を取得すると、皮膚科医としてはプライマリケアおよびオールラウンド・プロフェッショナルになることが伺えます。
キャリアアップが早ければ、結婚・出産・子育てのブランクが多少あったとしても、一生涯プロ皮膚科医として全うできますよね。
5の『患者さんとシンクロナイズしやすい』は、特に女性の患者で、肌トラブルや紫外線、シミ・しわといった特有の問題で、経験値と実践に基づく女性皮膚科医からの診療は、男性皮膚科医のそれをはるかに凌駕すると思います。
まとめ
転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。
- 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
- ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
- 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
- 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
- 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください
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