ドクターは、年代、ビジョン、事情に応じて転職を検討することがあります。医療コンサルタントにはわかりにくい内部事情に精通しているこの道30年のベテラン医師が、医師転職を網羅的に解説します。転職を検討中のドクター、効率的なアルバイトをお探しのドクターは必見!

女性医師の属性別オススメ診療科

2018/03/05

いきなり『女性医師の属性別オススメ診療科』というタイトルでは、批判続出する可能性大であることは認識しています。それを踏まえて、独自に検討してみました。

厚生労働省の調査(平成26年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況)から診療科ごとの女性医師割合を見ると、もっとも高いのが皮膚科(53.2%)、次いで産婦人科(41.0%)、眼科(40.7%)、麻酔科(38.5%)となっています。

診療科別に見た勤務医の男女割合

現状、女性医師を多く擁する診療科は、

①比較的ワークライフバランスが確保しやすい(皮膚科、眼科、麻酔科など)

②女性を対象にする領域(産婦人科、乳腺外科、小児科など)

という2つの特徴のどちらかを有していると考えられます。

この結果は充分頷けますし、既成の事実で、「みーんな知ってるよ、そんなこと」となりますので、もう一歩踏み込んで独断と偏見で検討してみます。

  • 美形で経済的成功を希望の女性医師

臨床研修で、皮膚科、形成外科、麻酔科、循環器内科、外科をラウンドし、皮膚科および形成外科で後期研修を終え、皮膚科専門医、形成外科専門医を取得した上で、可能であれば、Cosmetic Surgery、Cosmetic Dermatologyで高名な施設に短期でも留学して箔をつけ、自由診療の美容外科・美容皮膚科で羽ばたく。先生自身が広報のアドバルーンとなりますので、クライアントは押し寄せてきます。経営センスと野望があれば、ミリオネーアは確実です。

  • 結婚はしない、或いは出産育児は希望しない、または同等の仕事を許容できる男性と結婚できる立場で、男性医師を凌駕するキャリアアップを目指す覚悟の女性医師

女性医師の少ない肝胆膵・移植外科、脳神経外科、心臓血管外科で充分やっていけます。むしろ希少価値性、覚悟と努力への称賛が受けられます。私も数人知っていますが、尊敬の視線が送られています。

  • 普通に結婚し、子供を育てる女性医師

もちろん、夫の理解によりキャリアップをはかれますし、教授にまでなる方もいらっしゃいます。一方で、平均的な女性医師のワークライフバランス(20代後半から30代半ばで離職率が一時的に高くなるといった)に収束する確率が高いと思います。3に該当する女医さんが多いのが、厚生労働省の調査結果につながるものだと考えます。

まとめ

転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。

  • 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
  • ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
  • 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
  • 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
  • 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください

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