疎開という名の医師転職
疎開という名の転職
「それ、なに?」と思われるでしょう。これは、医師転職サイトの業界用語(医師転職サイトのコンサルタントの方から教えてもらいました)らしく、特に地域の一県一大学などで、医局の人事権が大きければ大きいほど、退局後にその地域で、転職することは困難となります。
あるいは、3年ほど別の病院でのんびりやりたい、スキルアップを中心に修練したいと思うシチュエーションは、ドクターには時々あると思います。
転職サイトでは、一時的に別の地域で、3年ほどキャリアアップをドクターに、はかってもらいながら、Uターンという形で、出身地の病院に就職するパターンを持っています。
3年もたてば、教授が変わったり、出身地域の医療情勢が変わったり、地域の行政としてもUターンという形でドクターが帰ってきてくれれば、有難いことになるわけですよね。3年間がスキルアップにつながれば、好待遇で迎えられる可能性も充分あります。
陸路空路の発達によって、他県や遠隔地の医療機関に3年ほど移るのは、さほど面倒なことではありません。3年間は、地方、僻地、離島でのんびりするのもよし、都会のhigh volume centerで修練を積むのもよしです。
「地方、僻地、離島でのんびりしたい」は、第3者からの受け止め方によっては、「地域医療に貢献できるプライマリケア医」と評価されます。
「都会のhigh volume centerで修練」は、「先進医療を地元に還元できるその道のスペシャリスト」と評価されます。
あなたが、しばらく故郷を離れざるを得ない、あるいは離れたい状況であれば、『 疎開という名の転職』もありかもしれません。疎開という名の転職は、理由がどうであれ、出身地サイドから見れば、Uターン就職に至れば、地域に貢献していただける“良いお医者さん”となるわけですよね。
私も、離島・僻地勤務は良い思い出でもあり、医師としての幅が得られたものと今でも思っていますし、先進施設での修練も、非常ーー!に役立っています。
疎開という言葉は、イメージが少し悪いかもしれませんが、医師としての他流試合、経験値を増やす、地域でのプライマリケア医、包括的医療の実践、スキルを磨く、キャリアップからみて、メリットも多いように思います。
しばらく、のんびりやりたいというドクターには、離島・僻地プロジェクトを重点的にすすめている株式会社メディカルキャストのドクターキャストは、オススメです。平日4.5日常勤、北海道の医療機関で副院長、院長、週末は飛行機で帰省の案件などあるようです。
まとめ
転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。
- 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
- ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
- 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
- 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
- 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください
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