確実にスムーズに退局する方法
医局からの離脱(退局)には、いろいろなシチュエーションや方法があります。ここでは、確実にスムーズに退局する方法をお伝えします。
円満退局、波風のない退局シチュエーションは、1)夫や妻が移動により帯同しなければならない場合、2)実家の医業を継承しなければならなくなった場合、3)親の介護で帰郷しなければならない、この三つは通常何ら問題はありません。もう一つは、医師側に大きな問題があり、医局側がどうしても退局してもらいたいと思った場合です。私の経験からは、この事例は結構ありました。
他の理由は、概して波風が立ちます。医局サイド(というよりは教授)としては、人材欠如を危惧して、人気のない医局と思われる、問題のある医局と思われる、人心掌握能力がないと思われる、などなど、一言でいえばプライドを傷つけられるということです。
そこで、 退局希望の医師は、医局(教授)のプライドを傷つけない作戦でいけば、波乱の退局からスムーズ退局に変えられます。
それと、もう一つは 最初から退局すると100%決めて、教授との面談に臨むことです。中途半端な意向では、話がこじれたり、遺留に促されてしまいます。面談の1回目で意向を伝え、2回目ではっきり同じ意向を伝え、2回の面談で退局を必ず決めてしまうことです。面談に際しては、次期の転職先を言う必要もありません。聞かれても、曖昧な返事でOKです。
転職先や転職理由によって退局のシチュエーションは、実に様々と思いますが、医局(教授)のプライドを傷つけない、100%退局すると決めて、多くても2回の面接で退局を決めてしまう、これでほぼ問題はありません。
医局の関連病院への転職ほぼ無理ですが、その他の病院であれば全く問題ありません。最後の手段は、開き直りです。辞職願を事務方に提出し、次の日から来なくなった医師もいました。「人の噂も75日」というように、忙しい医師にとって、去っていった医師の話をする機会などほぼありません。
退局に関しては、家族を含めたドクター自身の意志がトッププライオリティです。これが固まると、ほぼ問題ありません。
確実にスムーズに退局するには、医局の関連病院以外の病院を転職先として、家族以外誰にも相談せず秘密裏に内定し、100%意思を固めて、2回の面談で退局の意向を伝え、医局(教授)のプライドを傷つけないアプローチをすればよいです。最後の手段は、開き直りです。
まとめ
転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。
- 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
- ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
- 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
- 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
- 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください
厳選した7つの医師転職サイト






