製薬会社のメディカルドクター
製薬会社のメディカルドクター(MD)は海外では周知されていますが、日本ではまだまだのようです。製薬会社は合併吸収、グローバル化が進み、従来の大学医局との共同開発で創薬が行われていた慣習から、独自の体制で創薬が成されるようになってきました。
日本企業としても医師を担当者として主体的に新薬の開発やマーケティングに取り組んでいこうということで、日本の製薬会社においても医師を求める製薬会社が増えています。増してや、外資系の製薬会社はなおさらです。
製薬関連会社勤務医師の推移
製薬企業医師の職種分布
製薬会社のメディカルドクター(MD)の主な業務は、
1)臨床開発
2)マーケティング、メディカルアフェアーズ
3)新薬の安全性評価
とグローバルでのコミュニケーションです。当然英語力は必須となります。各業務の詳細は、正確には知りませんが、石の上にも三年の精神で臨めば、内容は自ずと理解できるでしょう。
具体的な業務内容の資料が必要な方はお問い合わせよりお願いします。その時『製薬会社勤務医師の業務説明必要』と付記していただければ幸いです。
ワーク・ライフ・バランスと収入保障
週5日勤務、都心に勤務し、土日、祝日の休日及び年休は保証され、週1日臨床スキルに錆が出ないようにアルバイトが保証されている製薬会社もあるようです。緊急で呼び出されることなく、給与はしっかり保証され、抜群の勤務形態とも言えます。
昇進すれば、幹部ともなり、年収2000万以上で、世界を股にかけてビジネスクラス以上で飛び回ることも可能でしょう。今日はニューヨーク、2日後はロンドン、次はフランクフルト、次は香港、そして日本、魅力的ですよね。
商社マン的な思考や熱意を持ち、公衆衛生学、統計学、薬物理論に興味を持ち、広報や交渉が好き、英語が好き、外国が好き、部下への教育が好きであれば、まさにぴったりとしたポジションだと思います。
『上医は国を医し、中医は人を医し、下医は病を医す』という諺もあります。製薬会社のMDはすべてを包括しているように思います。つまりやりがいが十二分にあるということです。
私も30代くらいに戻れれば、チャレンジしてみたい領域です。製薬会社への転職は、大学院などで、薬に絡むリサーチを行い、原著英語論文(多ければ多いほど良い、IFが高ければ高いほど良い)を書き、医学博士を取得する。
理想的には海外留学までして、その道への実績を作り、recommendation letter(これははっきり言って、自分で書いてボスにチェックしてもらい、サインをもらう)で外資系製薬企業に入り、出世する。理想的には、そう思いますが、転職サイト活用も大いにありと思います。
まとめ
転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。
- 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
- ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
- 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
- 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
- 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください
厳選した7つの医師転職サイト






