ドクターは、年代、ビジョン、事情に応じて転職を検討することがあります。医療コンサルタントにはわかりにくい内部事情に精通しているこの道30年のベテラン医師が、医師転職を網羅的に解説します。転職を検討中のドクター、効率的なアルバイトをお探しのドクターは必見!

転職先の医療機関からみた転職手法

2018/03/02

医師の転職先は、大きく公的病院と民間施設に分けられます。 公的病院には、大学病院、国立病院機構、都道府県立病院・市町村立病院などの自治体病院、済生会、日赤、労災、社会保険、厚生年金病院などがあります。

民間施設は、個人もしくは医療法人が経営している施設です。

公的病院は、市町村立病院や一部の施設を除き、転職サイトに求人依頼を出すことはりません。したがって、医局人事や縁故、知人、学会などで知り合いになっての転職が主になります。

ただし、医師を募集したい思いは、公的病院と言ってもみな同じで、特に中堅若手の医師は、ほぼ喜んで面接・採用に至ります。一方、助教や講師、あるいは公的病院の診療科長以上となると、たたき上げか医局人事が基本となります。

国立病院機構は独自のHPで医師を募集しています。地域、診療科によっては、充足している所もありますので、最後は、病院の院長または診療科長にのメールなどでダイレクトに転職、見学希望を申し出たらよいです。

他の公的病院もほぼ同様に、自前のホームページで医師を募集しています。

自治体病院

済生会病院

日本赤十字社

労災病院

自治体病院の中で、都道府県および人口の多い市立病院は、原則、転職サイトに求人を出すことはありませんが、小さな都市部、町村立病院は転職サイトに求人依頼をかけるようです。

民間病院は、国内では7割を占め、200床以下の中小規模の病院が多いです。美容外科などの自由診療タイプの医療機関とともに、転職サイトを求人広告として、まずは第1に考えます。したがって、民間病院を転職先に考える場合、複数の転職サイトを活用することは、負の側面がありません。

まとめ

転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。

  • 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
  • ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
  • 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
  • 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
  • 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください

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