ドクターは、年代、ビジョン、事情に応じて転職を検討することがあります。医療コンサルタントにはわかりにくい内部事情に精通しているこの道30年のベテラン医師が、医師転職を網羅的に解説します。転職を検討中のドクター、効率的なアルバイトをお探しのドクターは必見!

転職推薦状はあるに越したことはありません!

2018/03/16

医師の転職において、推薦状(Recommendation letter)はあるに越したことはありません!

現状はそうです。言葉は悪いですが、『どこの馬の骨かわかるわけの無い人を雇う?』と、一般的にはなります。これは、理想論かもしれませんが、現実は、推薦状はないより、あった方がはるかに良いです。

第3者、特に地位や名声がある医師から、推薦状があれば、かなり鬼に金棒となるような気がします。

院長なり、大規模急性期病院であれば、診療科長から推薦状があれば、ほとんどの問題は、一度に解決し、スムーズな転職となります。

推薦状は自分で書く!

一般的には、推薦状は、上司なり、所属機関の院長なりから、すべてお任せで書いてもらっていると、思われているかもしれませんが、それは大間違いです。

推薦状は自分で書かなければいけません。いくつか理由があります。

1.自分のアピールポイントは自分が一番知っている。

2.上司に煩わしい思いをさせる。

3.自分のことは、自分でしなければいけない。

上記3点です。1のアピールポイントは、自分自身が他の誰よりも知っています。そこを強調できるのは自分です。もちろん、推薦状にインパクトをつけるために、弱点も少々書く必要がありますが、自分でアピールポイントを書き含めてこそ、転勤先の琴線に触れる推薦状となります。

2は、上司も上司で忙しいのに加え、転職される身にとっては、尚更です。『何で、去り行くドクターのために、推薦状まで100%自分で書かなければいけないの?』となりがちです。

昇進や栄転の転職、教授選への立候補は、別かもしれませんが。

3は、推薦状に限ったことではありませんが、所詮自分の道の切り開きは、自分の力によるものです。

私も2回ほど、推薦状を自分で作成しました。

もちろん、ひな形や参考書簡を参考にしたうえで、結構必死に書き込みました。それを上司(いずれも教授)に添削というか、『自分でまず書かせていただきました』といったような感じでもっていき、そのまま、サインをもらい、出した次第です。

これで問題なしです。

上司から推薦状を書くという提案がない限りは、自分で作成すべきものだと思います。

推薦状の執筆者(署名記入者)は、直属の上司や院長がダメであれば、極端に言うと、誰でも良いです。願わくば、ある程度名声や地位のあるドクターが理想的ですよね。

それでも、ダメであれば、自己推薦状でも、無いよりはあった方が良いと思います。私の同僚で、自己推薦状で、強力なアピールを行い、20年後の現在、米国で主任教授まで上り詰めたドクターが居ます。

最終的には、自己アピールを如何に書状に託すかということとなるようです。

まとめ

転職サイトの選択と有効活用をご紹介します。転職サイトを活用するに当たり、5つのポイントがあります。

  • 複数(できれば3社以上)の転職サイトへの登録をおすすめします
  • ご紹介する転職サイトは匿名・非公開求人も多く、キャリアップ、収入アップ、ドクターの要望に適格に応えるでしょうし、信頼できると思います
  • 医師の需給バランスは、まだまだ売り手市場(有効求人倍率約7倍)であることを肝に銘じてください
  • 転職に当たり、譲歩・妥協はおすすめしません
  • 最終的に複数の転職サイトからの案件を比較・検討し、転職を成功させてください

厳選した7つの医師転職サイト

エムスリーキャリア
ドクタービジョン
JMC医師転職支援サービス
ドクターキャスト
マイナビDOCTOR
Dr.転職なび
民間医局

マイルを貯めることをご希望のドクターへ
※転職サイトの王様 エムスリーキャリア
※美容クリニック専門 エイムプレイス
医師求人ガイド